2013年4月27日土曜日

あかちゃん童具ケルンボールで遊びましょう

2013.4.25 
糸島市の保育園のK先生に、2月、さくらんぼ等のあかちゃん童具を購入していただきました。
先生のお孫さんへのプレゼントでした。(え?お孫さんがいらっしゃるの、という感じのお若い先生ですが・・・・)
今日はまた別件でお会いしたのですが、「ケルンボール」が今とてもお気に入りで喜ばれました。
K先生の娘さんのお友達にも気に入っていただき、またプレゼントしていただけるということで、追加注文していただきました。
おまけに近くにいらっしゃった、姪御さんが可愛い!とおっしゃる先生も子どもの日のプレゼントにご購入。誠にありがとうございました。

童具子育て講座「ボールと球」 和久洋三編著より (以下抜粋)

★誕生と同時に、まず最初に与えたいおもちゃはボールです。

ボールは手の中にすっぽりおさまるかたちです
赤ちゃんの柔らかい手に、角のないまろやかな手ざわりは子どもの心をなごませます。
だから生まれてまず触れるお母さんの乳房はまるいのでしょう。

ボールはどこから見ても全く同じかたちをしていて、いつも全体のかたちが子どもの眼に映ります。
動きにどんな変化があっても、変わらないかたちをしているということは、子どもに動きそのものだけに関心を向けさせることができます。

●ボールは言葉の意味を正確に伝える最適の素材です
いつも同じかたちとして眼に映るボールはかたちの一部分に気をとられないですみますから、ことばの意味が正確に理解されます。
「ゆっくりころがる、早くころがる」
「だんだん高くなる、だんだん低くなる」
こうした保育者の言葉かけの意味が、ボールの動きによって、はっきり子どもに意識されていきます。

ボールは子どもの創造性を開発してくれます
赤ちゃんがボールを投げたり、ころがしたりするのもすでに創造(表現)の第一歩を踏み出していることを理解してください。

ボールは身体や手先を発達させ、勘の世界を開発させます。
ボール遊びはかならず手を使い、からだを使いますから、その発達をおのずとうながすことになります。
そして、その活動の積み重ねが技能や知恵の頂点にある勘を開発します。

ボールはものごとを理解していくうえでのモノサシです
ボールをあかちゃんのおもちゃの中心にすえて与えてゆくことこそ、子どもの心とからだをすこやかに発達させるうえでなくてはならないものなのです。

★ケルンボールで遊びましょう

あかちゃんに紐のついたボールをひとつ握らせます。
お母さんはほほえみをうかべてやさしく語りかけてあげましょう。
ボールをゆらして遊びます。
時には歌を歌ってあげましょう。

●二つのボールをぶつけあわせます
トン、トン、トン、トン

●紐つきボールをくるくるとまわします。
誕生直後、ほとんど横向きに寝ている赤ちゃんは、やがて上を見ることができるようになります。
そうなったら、ボールを輪を描くようにくるくる回してあげましょう。
くるくる くるくる
くるくる くるくる

●紐つきボールを円盤につけて回します
お花がくるくる まわります
くるくる くるくる
あるいは歌いながら
ひらいた ひらいた
レンゲの花が ひらいた

★《ケルンボール》で発達させる知恵はどんなこと?

ひとつのボール
はじめにひとつの基本ボールをくりかえし与えることによって、赤ちゃんは自分以外の存在があることを、まず感じます。
自分以外のものを感じるということは、自分自身の存在をあらためて感じさせることであり、自己認識をしていくことにつながります。

ボールをつかむ、離す
お母さんとのスキンシップ、とくに胸に抱かれて感じられる、一体感と離れること(=結合と分離)を、今度はボールを握ったり離したりすることによって、さらに具体的に知覚します。

ボールを握る、ボールを見る
ボールを握ることによっていま持っていること、さっきまで持っていたことを感じます。
あるいは、ゆれるボールを見て、あっちにいった、こっちにきた、またあっちにいくだろうと感じます。
これは過去と現在と未来の時間の流れを知覚させることになります。
そして、そこにボールがあること、あるいは動くことによって、空間も知覚させます。
時間や空間はものや行為があることによってはじめて感じられるものです。

ボールを動かす
ボールを握ったり、動かしたりすることによって、自分の力を感じます。

ボールに働きかける
赤ちゃんが見ているだけでは、吊るされたボールはいつも同じすがたしかしていませんが、手で触れて、働きかけることによって、ボールはさまざまに変化をし、子どもを発見や創造に導きます。
このことは人間がものごとに向かって、行為し、活動することがどんなに大切なことかを感じさせます。
人間は行為、活動、体験を通してしか、真実のことを創り出すこともできないし、自分を成長させることもできません。

●くるくるまわる10色のボール
円盤を回転させます。すると 色のボールが、完全につながりのあるひとつの円になります。
あたかも虹のような美しい輪として眼に映ります。
ここで、バラバラなものが、回すという活動によって、一つのつながった円に統一されました。
このことは人間の目にはバラバラに見えるさまざまなことがらが、行為、活動を通すことによって、はじめてつながりをもち、統一されていくことを示します。

さて、ここで《ケルンボール》の遊びのひとつひとつがどんな意味をもっているかを述べてきました。
しかし、わたしたちはボールだけにとり囲まれて暮らしているわけではありません。
赤ちゃんの眼に映る世界も日ごとに変化し、複雑になっていきます。このボールでおこなった遊びをほかのものごとに結び付けていくことこそ大切なのです。
たとえば、ボールを「高く高く、低く低く」などといってその状態を示すだけでなく、赤ちゃんを上にもちあげたり、さげたりしながら、同じことばをくり返します。
ひとつの同じことばがいろいろな場面で使われることによって、ことばの意味はしだいに子どもに正しく理解されるようになっていきます。

ボール遊びはさまざまなものごとをつなげていく童具です。
多様なものごとを統一させていく子どもにとっては最高の利器です。
お母さんや保育者自信もボールの役割を果たしてください。
それこそが、創造的で洞察力に富んだ、豊かな心の子どもを育む第一条件です。
そして、ここにあげた遊びは、すわることができるようになっても、歩けるようになってからもくり返しくり返しおこなってください。
それによって、ますます子どもの知恵は深まり広がっていきます。

おまけの話
今日、K先生にお会いしたのは、「0.1.2歳のふれあいうた あそびうた」の件でした。
88曲のわらべうたが収録されたDVDとBOOK付きです。
ある日、先生がお孫さんに手遊びやわらべうたでお相手をされているのを御主人のお母様も感心してくださり・・・・・・娘さんももっとわらべうたをわかりたいと購入して下さいました。
幸せな娘さんとお孫さんですね~
保育者、子育て中のみなさま、乳幼児にかかわるあらゆるかたにおすすめしたいです。



我が家で使い込んだケルンボールです



2013年4月22日月曜日

童具(モザイク、ピンボード、かずの木)遊びをしました。上手~

2013.3  福岡市南区Yさん宅で童具(モザイク、ピンボード、かずの木)遊びをしました。

みんな熱中してすばらしい作品が出来ました。
次々どんどん出来ました!!
ありがとうございました。













絵本のひろばで語りましょう会

2013.4.22 絵本のひろばで語りましょう会

本日は松永自宅にお集まり頂き、絵本、本、子ども・・・語り合いありがとうございました。
5人でいっぱ~いになるちっちゃ~い部屋で膝つき合せて、楽しい時間でした。
子どもへの読み聞かせ、学校での読み聞かせ、もりのなか、スイミー、すてきな三にんぐみ、ずっとずっとだいすきだよ、大どろぼうホッツェンプロッツ、がんばれヘンリーくん、ぼくのお姉さん、等々、語るには時間があっという間でした。
算数教室の北村先生にも参加して頂き、さんすうだいすき、かずってなんだ?まで発展しました。
自宅での絵本のひろばは不定期ですが、開放いたします。貸出はいたしませんがご覧ください。

ehon.tsumiki@gmail.com







和久洋三の童具 ご参加ありがとうございました。

2013.4.21 和久洋三の童具 親子で積木ワークショップ

入学おめでとう積木遊びにご参加の皆様ありがとうございました。

一年生と年長さんたちで1000個の立方体で大きな一つの立方体を作りました。
大人も子どもも1000個の積木を運んだり、積んだり楽しみました。
先ず、10個を10列。100の正方形ができました。
上に2段(200)、3段(300)と積んでいくのを見ていたのかどうか・・・・
仲間に入らなかった3歳の弟くんが黙って側で3個を3列の正方形を作り、
一人で黙々と、上に上に積んでいきました。
一人で作るには真似るにも100個の正方形では無理と判断?したのかな。
3歳の判断力、応用力ってすばらしい!
一年生たちは見事10段積んで、立方体の出来上がり。
今日も算数教室の北村先生に参加していただきました。
今日の体験は“相似”という中学生の数学であるらしい。
積木って難しいことは知らないで、実は先取りの体験をしているんですね~
今回は一年生に楽しんで欲しいと、ペットボトルの再利用で長~い筒をつくっていきました。
ビーズを流したら面白いよ~と遊んでいましたが・・・・・
後は自分たちで考えて、耳に当てたり、声を出したり、
筒にいっぱいビーズをため込んで一気に流したり、
子どもって楽しい!!
賢い大人たちは、子どもたちを自由に泳がせて、積木に夢中!

ありがとうございました。

皆様のご感想より

★今日は、お友達ばかりだったのでハイテンションになってしまいましたが・・・・・・子どもはとても楽しそうでした。
大人同士でお城を作っていたのですが、途中で壊されてしまいました。大人も夢中にしてしまう積木ってすごいです。また、是非参加させて頂きたいです。
今日は一年生の為にありがとうございました。

★今日はありがとうございました。
子どもたちも参加回数が増すにつれ、自由に積木で遊び始めるようになりました。子どもの成長をかいま見るようです。
親も一緒に楽しむことが出来、毎回時間があっという間です。
又、次回参加したいです。

★子どもたちが伸び伸びと遊ぶことが出来てとても楽しかったです。ビーズの上をお舟ごっこして満喫したようです。
ありがとうございました。

★自由に作れて遊べて、とても楽しかったです。

★子どもの発想は豊かですね~
参加する度に発見があります。









絵本のひろばで語りましょう会

2013.4.19 春日市の北村美紀子さん宅で絵本のひろばで語りましょう会

北村さんとは25年のお付き合い。絵本のひろばも15年続いています。
小学校、中学校の教諭生活の後、今はご自宅でわかる算数、わかれば楽しい算数教室を開かれています。
算数は言葉や様々な体験が豊かな方がより深く理解できると思います。
北村家には絵本、本がどっさり。童具館のかずの木もすいどう方式。算数はノートの上だけで勉強するだけでなく、具体物を使って豊かな体験をするとより理解できる。ということで、積木ワークショップにも賛同され、遊びに来ていただくことも度々。
わかる算数わかれば楽しい算数教室、水道方式って何?等々もっと詳しく知りたい方は絵本のひろばでもお尋ねできます。
次回の北村家での絵本のひろばで語りましょう会は5月10日(金)の予定です。
それまで待てな~いという方はご連絡を。092-575-4115 へ